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涸沼

涸沼は茨城町、鉾田市、大洗町にまたがる那珂川水系の湖沼です。
周囲は約22km、面積9.35 ㎢、満潮時に川が逆流して海水が流れ込むため、海水と淡水が混じりあう関東地方で唯一、全国的にも希少な汽水湖として知られています。
約6000年前、涸沼周辺は入江となっていましたが、海水面が上昇したために入江の出口が川の土砂によってふさがれ、涸沼が形成されました。
現在の涸沼は魚や貝の漁場となり、良質なヤマトシシジミ、ハゼ・ウナギ・シラウオなどの漁が盛んです。特にヤマトシジミは町の特産品として有名で「ヒヌマヤマトシジミ」とも呼ばれています。水鳥の生息地、絶滅の恐れがあるオオワシの越冬地として知られ、生き物の宝庫となっています。また、近年ではキャンプやボートセイリングなどのレジャースポットとしても親しまれています。


ラムサール条約登録
涸沼にはヒヌマイトトンボなど絶滅危惧種や野鳥( オオセッカ・オオワシ・スズガモ) などの希少動植物の生息地となっており、今なお豊かな自然環境が残っており、2015年5月に「ラムサール条約」にも登録され、保全活動も行われております。

ヒヌマイトトンボ 小菅次男氏撮影

 

 

 

清水道雄氏撮影

清水道雄氏撮影

住所
茨城県 涸沼