笹漁・竹筒漁見学
茨城町に昔から伝わる、笹や竹筒を使った伝統漁法を見学します。笹漁では主にウナギの餌となる小エビや小魚を獲り、竹筒で天然ウナギを狙います。
こちらの見学は、涸沼で行います。まず、笹漁では、主にウナギの餌となる小エビや小魚を獲ります。(15cm ほどに束ねた笹を涸沼に事前に沈めておき、獲物が住処として集まるのを待ち、網を使って掬い上げます。)そして、笹漁で獲れた小エビや小魚を使って、今度は延べ縄漁で天然のウナギなどを狙います。
笹漁とは別に、事前に仕掛けた(半年以上の休漁期間に仕掛けておきます)竹筒を引き上げていきます。こちらは餌を使わず、沈めた竹筒を住処とさせ、ウナギなどを獲る漁です。うまくかかっているでしょうか。
天然のウナギは、生息場所によって食べるものが異なります。涸沼周辺に生息する天然ウナギは、同じ小エビや小魚でも、涸沼で育ったものしか食べようとしません。そのため、まずは笹漁で彼らの好む餌を獲る必要があります。
これらの伝統漁法は、漁師さん達の長年の経験と工夫により、獲物ごとの性質や好みを熟知することで、現在まで受け継がれています。
- 場所
- 涸沼
- 時期
- 5月〜10月
- 定員数
- 50名
- 所要時間
- 30〜90分